
最近、東京が騒がしいと思うんです。都知事が変わって、政策が変わったからなのか、オリンピックやら築地市場の移転やらと、都政に関するニュースを見ない日はありませんよね?
わがマーキュリーも、そんな東京に星の数ほどある会社のうちの一つですが。
東京といえば人口が1300万人もいて、都市力が世界第4位(森記念財団都市戦略研究所の調査)で・・・
とかいう世間一般的に広く知れ渡っている情報もありますが、
そこはマンションマーケティングのマーキュリー、
今回はちょっと違った視点で東京のNo,1を調べてみようと思います。
調査に使ったのはイケメン☆エリアマーケティング前編、後編でも使用した【統計サマリ】。
新築分譲マンションのマーケティングを行う上で欠かせない民力調査資料を簡単にアウトプットできるアレです。国勢調査や住民基本台帳データ、平均世帯年収データなどが搭載されていて、地図上で行政区や大字、町丁目ごとに情報をポリゴン表示できるので、視覚的に誰でも簡単にエリアの強弱が分かるとご好評をいただいているやつですね。(毎度の手前味噌です)
私は実直、愚直がモットーですので、決してイケメン探しとか訳の分からない用途なんかでは使いません。
何度も言いますが、本来の目的は決してイケメンを探すためのものではありません。
民力という視点からエリアマーケティングに使ってもらうためのツールなのです。
今回対象エリアは特別区である東京23区にしました。集計単位は統計サマリの最小単位の町丁目です。
まずは、
人口密度
人口密度は、人/K㎡であらわされます。要するに1Km四方に何人住んでいるか?ということですね。

むさいですね。引用:http://fuji99.exblog.jp/4721706/
東京23区でNo,1の町丁目の人口密度はなんと
74772人(人/K㎡)!!
これ100m四方に直すと747人も人が住んでるということで、
もっと細かくいえば10m四方に7.4人住んでいるという計算になるのです!
言い換えれば100㎡に7.4人ですよ?ってことは50㎡に3.7人。
50㎡で大人3人に子供1人って感じでしょうか。
多っ!!
そんな人口密度No,1の町丁目は・・・
中央区勝どき6丁目!!!
まぁ文字大きくして町丁目名言われてもねぇ、って感じですよね。
じゃあ、ここに何があるのかというと
じゃーん!
コレです。
がんばるマーキュリーにも何度か登場しているThe Tokyo Towersですね。
地上58階建て、総戸数2799戸の言わずと知れたメガタワーマンションです。
これは、なるほど納得ですね。
持家世帯総数(世帯)
持家の世帯総数が一番多い町丁目ってことです。戸建ての住宅街じゃ、あり得ないでしょうから、おそらく集合住宅が多い場所なんでしょうけど、とはいえ1つの町丁目ですからね。広さにも限りがありますし。
ということで、東京23区の町丁目で一番多い持家世帯数はなんと
3354世帯!!
持ち家ということは、家を買ったということ。
少なくとも数千万円する買い物をできる人(たとえローンであったとしてもローンが組める人)が3354世帯も住んでいる町丁目ですからね。
正に、犬も歩けば金持ちに当たる
といった感じでしょうか。
少なくとも、目をつぶって歩いても私のような一般ピープルにぶつかる確率の方が低いのは確かでしょう。
見てもいないのに品が良さそうに感じるのは私が小市民故。一言でいえば劣等感ですね。
多分ココを歩くと、街ゆく人々がキラキラ輝いて見えるのでしょう。
そんな持ち家世帯総数No,1の町丁目は・・・
港区芝浦4丁目!!
ついこの間まで毎日のようにワイドショーを賑わせていたSM●Pが分譲マンションの広告に起用されたことでも有名な芝浦アイランドがある、あそこです。
なるほど!タワーマンション多そうですね。ということで、マーキュリーが過去20年以上にわたり独自で収集してきた新築マンションのデータを搭載していて、しかも豊富な帳票のラインナップとカスタマイズ機能で、社内資料の作成や、クライアントへの提案資料を作成する時間がものすごく短縮されるとご好評をいただいております(こちらも毎度の手前味噌ですが)マンションサマリで調べてみました。
芝浦アイランドだけじゃなく、デカいのが多いですね・・・。
「湾岸エリアはマンション供給が活発」などといわれていますが、
そのメッカは、港区芝浦4丁目といっても過言ではなさそうです!
因みに借家世帯総数(世帯)が最も多かったのは、
板橋区高島平2丁目で、7936世帯!
何があるか、なんとなく想像ができますね。
そう、高島平団地です。
平均年齢
平均年齢は特に説明の必要はありませんね。
今回は住んでる人の年齢が最も若い町丁目を調べました。
(昭和40年代生まれの方に)分かりやすく言えば、ヤングな町丁目ということですね。
東京23区で一番若い町丁目の平均年齢はなんと
25.5歳!!
因みに23区の平均年齢が40歳強なので、約15歳は若い計算になります。
歩いている人が普通より15歳も若いエリア、ということですね。
40歳前後といえば、アラフォーの名のとおり、オジサン、オバサンに片足入っているような世代(かく言う私もこの世代)、25歳前後といえば、新卒2~3年目の若々しい世代。
そりゃあ道を歩いていて40歳をよく見かけるのと、25歳をよく見かけるのとでは街のイメージが大きく違うと思うんです。
そんな平均年齢No,1(最も若い)の町丁目は・・・
練馬区北町4丁目!!
!?
練馬?北町?ナゼ?
では、ここに何があるのかというと・・・
コレですか・・・。
自衛隊練馬駐屯地・・・。
まぁ日本を守ってくれてますからね。
若くて体力ないと日本守れないですし。
まぁマッチョ好きな女性にとってはステキな町丁目かもしれませんけど。
別に変な期待してたわけじゃないですよ。
統計サマリ使ってイケメンゲットしようと画策するような人たちと一緒にされては困ります。
それにしても、イメージって怖い・・・。
いかがでしたか?
東京を統計データから見てみても、分譲マンションの影響がこれほどまでに大きいとは思いませんでしたね。特に大規模マンション。
街をも変えてしまう分譲マンション。
それがマンションの魅力の一つだったりもします。
みなさんが普段歩いている街も、もしかすると何かでNo,1かもしれませんよ。