マンションデータベースを"ど"わかりやすく

がんばるマーキュリー 薩摩だワン
7058

マンションに関わることを"ど"わかりやすく紹介

マーケティング

2017.2.8

【速報】2016年新築マンションランキング(首都圏)

1月後半まで正月ボケが抜けなかったコッペです。

 

2017年のマンション市場はどのように動いていくのか、

そして新築マンション業界にとってどんな年になるのか?

 

不動産業界、特に新築マンション業界の方にとっては

気になるトピックスだと思うのですが、

 

 

それと同時に、

 

 

結局、去年はどうだったのよ。

 

 

っていうのも結構気になったりします。

 

 

ということで、2017年の展望は別の機会にご紹介させていただくとして、今回は過去20年以上にわたりマーキュリーが独自で収集してきた新築マンションのデータを搭載していて、しかも豊富な帳票のラインナップとカスタマイズ機能で、社内資料の作成や、クライアントへの提案資料を作成する時間がものすごく短縮されるとご好評をいただいておりますマーキュリーの基幹商品【マンションサマリ】のデータから(久々登場の手前味噌です。)2016年の首都圏の新築マンションを色々な角度から集計、ランキングして、ご紹介していきたいと思います。

 

 

供給戸数

 

まずはベタですが、供給戸数です。

 

東京都江東区 2089戸

東京都品川区 1505戸

東京都大田区 1437戸

東京都練馬区 1398戸

東京都足立区 1373戸

 

1位はやっぱりというか、東京都江東区でした!

 

でも去年、江東区では投資用物件みたいな利用用途や販売手法が違う物件を除くと、1期分けあたりの供給戸数が100戸を超えるようなパンチの利いた大規模供給が1回もなかったんです。

湾岸とかの大規模物件の大量供給がバシバシ供給されているイメージがあるんですけどね。

 

ちなみに2015年の順位はというと、

 

東京都中央区 2722戸

東京都板橋区 2275戸

東京都品川区 2250戸

東京都江東区 2189戸

東京都新宿区 2117戸

 

こんな感じだったので、全体的に上位エリアの供給戸数自体が減少していることがわかりますね・・・。

 

 

坪単価

 

お次は坪単価です。

 

東京都港区           638.0万円

東京都渋谷区       484.3万円

東京都千代田区    472.4万円

東京都新宿区       439.9万円

東京都中央区       425.2万円

 

こちらも「そりゃそうですよね。」なんですが、東京都港区がダントツで1位になりました!

それにしても、平均の坪単価が約640万円って・・・。

 

以下は、港区で去年供給された物件のデベロッパーさんになります。

 

旭化成不動産レジデンス

インヴァランス

エフ・ジェー・ネクスト

オープンハウス・ディベロップメント

グッドコムアセット

サンウッド

住友商事

住友不動産

大和ハウス工業

東京建物

Tokyo net worth

トーシンパートナーズ

野村不動産

一建設

阪急不動産

Fan’s

三井不動産レジデンシャル

三菱地所レジデンス

※あいうえお順

※特定目的会社などは除いています。

 

 

メジャーセブンのデベロッパーさんに限らず、結構色々なデベロッパーさんが供給していますね。ただ、ほとんどの会社さんは誰でも1度は耳にしたことがあるような知名度の高い会社さんがラインナップされています。用地の値段も高いんでしょうし、名が知れていてお金があるデベロッパーさんじゃないと供給が難しいということなんでしょうね。

 

供給戸数ランキング(デベロッパー別)

 

続きましては、毎年不動産業界の方々からお問合せいただくことが多い、

 

 

デベロッパーさん別供給戸数ランキング

 

です!

 

 

こちらはトップ3をご紹介します。

 

住友不動産 5046戸

野村不動産 3157戸

三井不動産レジデンシャル 3014戸

 

因みに2015年はこんな感じ。

 

住友不動産 3313戸

三井不動産レジデンシャル 3192戸

野村不動産 3156戸

 

野村不動産さんと三井不動産レジデンシャルさんのランキングが僅差で入れ替わったものの、上位3社の会社さんは去年と変わらず、という結果でした。

※2015年、2016年のランキングともに各社JV物件は販売戸数を社数で単純按分しています。

 

住友不動産さんは圧倒的に供給戸数が多いですね!

 

2位の野村不動産さんも多いですが、さらにその1.5倍以上!!

 

1社で5000戸超て・・・。

 

2016年の首都圏の供給戸数が48243戸なので、

約10戸に1戸が住友不動産さんの住戸(!)、ということになります。

 

スゴ過ぎです。

 

 

 

最後は物件単位で。

 

 

最後に、ランキングという意味では両方ともNo、1でしょう!!

 

 

最も坪単価が高かった住戸と、最も坪単価が安かった住戸です。

 

まず、一番高かったのは、

 

234.04㎡で、価格はなんと15億!!坪単価は2118.7万円!!

 

その住戸がある物件は、

 

パークコート青山ザタワー。

 

この物件は結構ニュースなどでも話題になりましたし、不動産業界の方ならご存知の方も多いかもしれませんね。

 

 

 

そして、最も安かった住戸は・・・

 

70.93㎡、1898万円!!

 

坪単価はなんと88万円!!

 

その住戸がある物件は・・・

 

 

 

 

クレストフォルム柏サウスウイング!!

 

これだけ坪単価や価格が上がった2016年をもってして、70㎡超えで価格が1000万円台というベリーナイスなプライスタグが付いた住戸があるこの物件。駅から少し距離はありますが、千葉県有数のサテライトシティである柏が最寄り!!おそらく昨今の低金利だと月々4、5万円で行けちゃうんじゃないでしょうか。ローンに加えて管理費と修繕積立金を合わせても、都内の賃貸1Rマンションレベル!!

意図したかどうかは定かではありませんが、「(坪単価)88万円」という額も、末広がりでCOOLですよね!

 

ステキすぎます。

 

 

 

 

ちなみに、この2つの住戸の坪単価差、

 

 

なんと約24倍!!!!

 

 

 

格差社会・・・。

 

 

 

いかがでしたか

 

いかがでしたか、2016年ランキング。

 

ランキングって、ものすごく奥深いと思うんです。

 

恣意的に見れば、どんな物件でもナンバーワンになれますし、逆に黙っていてもナンバーワンになる物件ある、といった風に、見方によってランキングは大きく変わりますし、モノは言いようなんですけど、

 

でも・・・

 

何事も上位っていうのは知っておいて損はないですし、

なによりランキングって、

 

見ているだけで楽しい!

 

ちなみに今回ご紹介したデベロッパーさんランキングの4位以下のランキングや、販売会社さん、施工会社さんの供給戸数ランキングをはじめ、2016年の新築マンション市場を総括した不動産業界の方向け冊子「MERCURY MARKET REPORT」を3月に発刊予定ですので、ご興味がある方は弊社担当までお問い合わせください!

この記事を書いた人:コッペ

この記事をSNSでシェアする